廃業した漫画家が、会社員になって家計を再生するのだ

標準体重と老後の安定を目指しています。

漫画家を廃業したいきさつ

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自覚のないまま、じわじわと家計が衰えてゆく

私が40歳を期に廃業を決意した(というか、せざるを得なかったとも言えるが)理由は、

 

まず、連載が途絶えて、単発で読み切りを何本か依頼してもらったけど定収入ではないので、生活が苦しくなって、

 

アシスタントにも出たけど、それも「単発のアシスタント」ばかりで、おひとりの先生について月に3日程度で、会社員並の日数をまとめて雇ってくれるようなところは見つからず、

 

(まあ、そんな条件のいいアシスタント先はめったにない。画力のある若い人ならもしかしたら可能かもなレベル。先方に欠員が出ないとダメとかの、タイミングもあるし)

 

家賃の支払いが滞って、親に借りるのも限界が来て、管理会社からアパートの退去命令が出たから、です。

 

親からも言われましたがふつうに考えれば、そういう事態になる前に、

1)会社員として就職する

2)家賃の安い部屋に引っ越す

という対策をとるべきだったのでしょうが、

 

渦中にいると、これができない。

 

東京でひとり暮らししている身で、職歴もない40女独身が、どっかマトモな会社が雇ってくれるでしょうか。

 

……とか、考えないでとにかくどこでもいいから勤め先を探すべきだったんだだろうけど、出版社に断られ続けてもうなんか劣等感で精神的にも参っていたので、

 

会社員として面接なんて到底、考えられない。どうせダメに決まってるし。こわい。会社員として雇ってください、と胸を張って人前に出るのがこわい。

 

家賃の安い部屋に、というのも、食うにも困る状況では、引っ越しの際の敷金礼金など払えようもないし、部屋探しなんてしている時間はない。

 

(会社員なら「休みの日に動こう!」って考えになるけど、漫画家にそもそも休日はない。なのでそういう発想にもならない)

 

そんなわけで、ズブズブ沼にはまっていったのでございます。

 

 

 気持ちの上ですでに負けてた

会社員みたいに、「明日からクビだ!」となればわかりやすいけれども、

 

複数の出版社で仕事をしていたこともあり、仕事はじょじょに少しずつ減っていったので、んでその間アシスタントとしてなんとかつなげていけたような気もしてたので、

 

気づかなかった。いや、気づきたくなかった。見ないようにしてた。

 

だってどうしようもないし。

 

正直、わりと本気で、半分くらい、死ぬつもりでいた。

 

もともと創作で食っていこうと本気で考えた時点で、のたれ死んでも仕方がない。という意識は頭の片隅にいつもあった。そのくらいのつもりでやっていた。

 

それはもちろんそうです。たぶんみんなそう。創作で食おうなんて輩は。

 

この現代の東京で、貯金もなく、借金があり。その日暮らしで。

 

うっとりすんな、甘えんなと言われるとは思うけど、そのくらい思いつめてバカじゃなければ、ちゃんと就職してるよ。

 

 

テレビで見たようないかにもな貧乏

親の結婚指輪とばあちゃんの形見の指輪を貴金属の店に売りに行って、2万ぽっちだったときはしょんぼりだったなー。自分が情けないし。

 

でもまあ最後の最後で、よく考えたときに、ばあちゃんに可愛がってもらったこのあったかい体を、終わらせるのはなんかどうしても違うことのような気がして、

 

めんどくさいけど、生きることにした。

 

まあ、死ぬのもめんどくさい。痛いし。きっと。

 

しれっと、「主婦で会社員でぇす☆」みたいにして今は働いてるけど、

 

思いかえしてみれば、なんか結構かなりハイレベルな底辺ぶりだな。

 

まあ人生、とりかえしがつく、ってことで。

 

 

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